Phantom4 PRO 5方向の障害物認識

カメラ6台のナビゲーションシステム
3組のデュアルビジョンセンサーが、機体と障害物の間の相対速度と距離を常に計算します。前方、後方、下方のビジョンセンサーシステムを使うと、必要最低限の操作で、GPSが届かないような屋内で離陸した場合も安定した飛行やホバリングができます。万が一、いくつかのセンサーに不具合が生じた場合でも、残りのセンサーでホバリングを維持します。Phantom 4 Pro は複雑な環境下でも、飛行経路上の障害物を回避しながら最大50km/hで飛行可能です。ナローモードでは、Phantom 4 Proは認識範囲を狭めることで、狭い空間でも飛行を可能にしました。

FLIGHTAUTONOMY (フライトオートノミー) とは
FlightAutonomy (フライトオートノミー) とは、進化した飛行知能を持つ自動飛行プラットフォームのことです。FlightAutonomy (フライトオートノミー) は、7 台のカメラ (前方、後方、下方にあるデュアル・ステレオ・ビジョン・センサーとメインカメラ) 、赤外線認識システム、デュアルバンド衛星測位システム (GPS とGLONASS) 、下方にある 2台の超音波距離計、冗長性を備えた IMU とコンパス、パワフルな専用コンピューティングコアの一群を含む 10 の部品グループの複雑なネットワークで構成されています。Phantom 4 Pro は、周囲のリアルタイムビューや近くの障害物の高度と位置についての情報を取得し、自身の位置を示すことができる3Dマップを作成します。IMU とコンパスは、重要な飛行状況、速度および方向の情報を収集すると同時に、冗長化された IMU とコンパスが重要なデータをモニターし、考えられるエラーを除外します。これによりフライトの信頼性が飛躍的に向上します。

赤外線認識システム
Phantom 4 Pro は、赤外線認識システムを採用した DJI 初の機体です。機体の左右に搭載されているこれらの赤外線センサーは、赤外線 3D スキャンを使用して機体と障害物との距離を測定します。ビギナーモードとトライポッドモードでは、これらのセンサーは水平視野 70°、垂直視野 20°を持つため、最大範囲 7mの広い画角で Phantom の両側の風景を捉えることができます。従来の超音波センサーは 3~5 m の範囲しか認識できないため、プロペラからの振動で混乱をきたす可能性があります。一方、赤外線認識システムは、より広範囲なエリアを認識でき、機体との距離を測定できるため、干渉を避けながら最も近い障害物を識別することができ、より信頼性の高い障害物認識が可能で機体を保護できます。